ゴルフ6ヴァリアントの車検費用・20万円の内訳を検証する

メンテナンス

さて、ゴルフ6ヴァリアントを入手してから1年と数ヶ月。遂に車検の時期がやってきました。
以前から「外車の車検費用は高い」という固定観念(及び伝聞)があり、いったいいくらかかるのか戦々恐々としていましたが、掲題の通り、費用は約20万円ということに。
以下、ディーラーからの見積もり詳細を記します。

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車検費用・内訳

整備内容/部品名称数量金額
重量税24,600
自賠責25,830
印紙代1,200
代行料8,100
24ヶ月定期点検29,700
保安確認検査料9,000
セルフダイアグノーシス(故障診断)2,376
クーラント 取替5,465
クーラント 1.5L25,616
ブレーキフルード 取替4,871
ブレーキフルード 1L12,484
ブレーキクリーニング2,376
ブレーキO/Hセット11,080
WAKOS ブレーキクリーナーBC211,080
VW LLS EGオイル50400,501.53,921
ダストポーレンフィルター 取替3,240
ポーレンフィルター15,724
ロアボールジョイント交換14,040
ジョイント117,712
ジョイント117,712
ナット M1061,554
ナット M122778
フューエルフィルター 取替3,240
フューエルフィルター18,424
合計(税込)200,123

このなかで想定外だったのが“ロアボールジョイント交換”です。
ロアボールジョイントとは、サスペンションのいち部品(ロアアーム)と車輪を支持する部品(ステアリング・ナックル)を繋いでいる球状のジョイントのことで、これが損傷すると車輌の操舵に深刻な影響がでる為、車検を通す際に重要視されるパーツです。
すでに走行距離は11万キロを超え、様々な部品がヘタってきているのは重々承知していましたが、ロアボールジョイント交換の工賃と部品代で約52,000円。これさえなければ想定の範囲内(15万程度)で車検費用が収まる計算でした。

車検費用の妥当性を考える

この金額を見ると、「やっぱり外車の車検費用は高い!」と短絡的に思ってしまうかもしれません。確かに、1,400ccの大衆車の車検費用として考えると国産車よりも断然高いです。しかしながら、国産車と輸入車(ドイツ車)では車輌のメンテナンスに対する考え方が全く違います。また、国産車と輸入車では部品代の価格も異なります。更には、正規ディーラーで車検を受けたことが費用の増加に繋がった一因であると考えます。

メンテナンスに対する考え方

国産車は、車検時にまとめて不調箇所を修理するという慣例のもと、部品もそのサイクルに合わせた造り(目安は走行距離10万キロ?)になっています。一方の輸入車は、製造された母国に車検の制度がない場合もあり、部品に不調が出る都度こまめに修理するという考え方が一般的です。
つまり、輸入車は日本国内の“車検”という制度に合わせた造りではない為、国産車と同じ感覚で車検の際に不調なところをまとめて直すという感覚でいると、修理箇所が重なり、提示された見積もりにびっくりしてしまう……といったことになりがちです。

国産車と比べて部品代が高い

更に、輸入車特有の事情として「部品代が高い」ことが挙げられます。
輸入車においては、ほとんどの部品を生産国から輸入する必要があり、関税やフレートなどの国産品にはかからない費用が発生します。加えて、輸入車は国産車に比べて絶対数が少なく、部品を確保する際のスケールメリットが働きづらい側面もあります(逆に、日本国内でゴルフがプリウス並みに売れれば、部品代が安くなる可能性もあるのでは)。
それでも、フォルクスワーゲンはかなりの台数が走っているので、いわゆる高級輸入車に比べればだいぶマシだと考えます。

正規ディーラーにて車検を受けた理由

国産車・輸入車を問わず、正規ディーラーで車検を受ければ費用が高くなるのは周知の事実です。それでも正規ディーラーを利用したのには理由があります。

まず第一に、きめ細かなサービスを受けたかったから。
車検を通しても、その直後に車が異常をきたしたのでは意味がありません(初めて乗った車で、車検直後にエンジンから白煙が上がった経験あり)。その点、正規ディーラーなら車検作業の確実性を担保してくれるのでは、いや、担保するだろうという考えです。
当然のごとく、ホリデー車検やコバックなどには費用の面で劣りますが、正規ディーラーならではの自社製品に対するノウハウは優れたものがあるはずで、確実性と安心感に代金を支払うと言い換えることができます。

第二に、正規ディーラーとの関係性を重視したいから。
私のゴルフヴァリアントは正規ディーラーから購入したわけではなく、その点においては若干の負い目を感じていたところ(そのようなものは感じなくても良いのでしょうが)。
正規ディーラーにとって最大の利益確保ソースは車輌の販売であることは明白ですが、トヨタの販社勤務の人物曰く、車検を始めとするアフターサービスもなかなか旨味のある仕事らしく、そういったアプローチで顧客としての認識を深めてもらおうという考えです。
現在のゴルフヴァリアントが役目を全うした後の後継車輌について、フォルクスワーゲンの認定中古車を有力な候補としており、その際に便宜を図ってもらえたら……という魂胆もあったりなかったり(笑)。

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以上、今回20万円という車検費用が提示されるに至った経緯と理由について綴ってみました。
価格にはそれ相応の理由があり、これまでに挙げた要素を検証すると、「高いことに変わりはないけど、妥当と言えば妥当な金額か」という結論に至りました。

高い金額を支払うのですから、意地でも長期間に渡ってゴルフヴァリアントに乗り続けようという決意を新たにした次第です。

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